今回は就職活動や転職活動の
履歴書にも書ける
国家資格・ITパスポート試験について
お伝えします。
この記事は
ITパスポート試験を受けるか悩んでいる方や、
おすすめの参考書やスマホ学習アプリ、
勉強法を知りたい方向けに書きました。
ちなみに私は非IT系の会社員ですが、
2021年の4月に取得しました。
また、上位資格である
情報セキュリティマネジメント試験も
2022年の1月に取得しています。
私がITパスポートに合格するために
実際に行った勉強法や使用した参考書、
学習アプリについても全部ご紹介しますので
参考になれば幸いです!
目次
ITパスポート試験はどんな資格?
ITパスポート試験(iパス)は、
【ITパスポート試験】情報処理推進機構
ITを利活用するすべての社会人・これから
社会人となる学生が備えておくべき、
ITに関する基礎的な知識が
証明できる国家試験です。
ITパスポート試験は
情報処理技術者試験の
一試験区分であり、
「情報処理の促進に関する法律」に
基づく国家試験です。
そもそもITパスポート試験は、
すべての社会人や学生に向けて
ITを正しく利活用してもらうために
作られた国家試験なんです。
ですので、情報処理技術者試験の中では
一番やさしい試験であり、
この資格を取得することで
ITに関する基礎的な知識を得ていると
公に証明できます。
国としては、ITを利活用する
すべての社会人や
未来の社会人である学生には、
最低限知っておいてほしい
内容なのだと思います。
ちなみに見事合格すれば、
経済産業大臣から合格証書が送られてきます。
期限はないから、
一度取得したら生涯有効だよ
試験内容や出題範囲、合格点や足切りの点数は?
120分の試験で100問出題されます。
すべて4択から1つ選ぶ形式です。
ITパスポートはCBT方式
(Computer Based Testing)を
採用しており、
試験会場のコンピューターを
マウスやキーボードで操作して
答える形式です。
試験内容は大きく3つの分野に
分かれています。
- ストラテジ系(経営全般)
- マネジメント系(IT管理)
- テクノロジ系(IT技術)
ストラテジ系
- 35問程度
- 財務、法務、経営戦略など
経営全般に関する基本的な考え方や特徴
マネジメント系
- 20問程度
- システム開発、プロジェクトマネジメントなど
IT管理に関する基本的な考え方や特徴
テクノロジ系
- 45問程度
- ネットワーク、セキュリティ、データベースなど
IT技術に関する基本的な考え方や特徴
合格基準
総合評価点600点以上であり、
かつ分野別評価点も
それぞれ300点以上であること
総合評価点600点以上/1000点
(総合評価の満点)
分野別評価点
- ストラテジ系
300点以上/1000点
(分野別評価の満点) - マネジメント系
300点以上/1000点
(分野別評価の満点) - テクノロジ系
300点以上/1000点
(分野別評価の満点)
つまり、分野別評価点の
足切り点数があるので、
特定の分野だけで得点を稼いで合格を狙う!
ということはできないんですね。
合格するためには、
3分野をまんべんなく勉強することが
とても大切です。
ところで、ストラテジ系って
ITと関係ないのでは?と
思われましたか?
いえいえ、そんなことないんです。
社会人として、基本的な会社の
組織構成や仕組みについて
しっかり知ってもらい、
ITを会社の業務に正しく
利活用してほしいという
国からのメッセージでもあるのです。
しかも、100問中35問程度の出題数と多く、
足切りの関係上、
分野別評価点でも300点以上得点しなくては
合格できないので
絶対に無視できません(汗)
受験料はいくら?
2022年8月現在、
受験料は7500円(税込)です。
クレジットカード、コンビニ払い、
バウチャーでの支払いが選択できます。
ちなみに、2022年3月まで
受験料は5700円(税込)でした。
ITパスポートを含む
情報処理技術者試験と
情報処理安全確保支援士試験の
受験料が一律値上げされました。
試験の申込方法や受験資格は?
試験の申し込みは、
ITパスポート試験の公式ホームページ内で
行います。
「受験申込みはこちら」という
タブから入って、
利用者IDなどの必要事項を登録してください。
受験資格は特になく、
どなたでも受験することができます。
試験は全国各地で開催されています。
申し込み可能な受験日は、
最短で翌日、
最長で3か月先まで
指定することができます。
公式ホームページによると、
月末の土・日に試験を
申し込む方が多いそうです。
月末の試験は早期で満杯になる
可能性が高いとのことですので、
余裕をもって申し込んだ方が良いでしょう。
勉強法について~スキマ時間を有効活用!~
私は主に、通勤時間と仕事の休憩時間を
利用して勉強していました。
私からあなたに、
一番お伝えしたいことがあります。
ぜひ朝の時間を大切にしてください。
なぜなら、朝の方が頭がスッキリしていて
勉強するのに最適だからです。
よく、夕方の電車で本を開きながら
眠ってしまっている人を見かけませんか?
私も仕事で疲れてしまって、
参考書を開きながら
電車でしょっちゅう
眠ってしまっていました(汗)
ですので、朝の通勤時間で参考書を読み、
帰りの通勤時間でアプリやネットの
過去問演習に取り組むようにしていました。
スキマ時間をうまく使って、
1日1~2時間くらいは
勉強するようにしていました。
休日は家だと誘惑が多くて
だらけてしまうので、
朝からカフェやファミレスで
勉強していました。
一人だとやる気が出ないよー!という人は、
勉強仲間を見つけて
一緒にやるのも一つの手です。
私は当時たまたま、
別の資格の取得に向けた勉強を
し始めていた友人が近くにいたので、
時間が合うときは一緒に勉強していました。
人が一生懸命勉強している姿を見ると、
自分も頑張らないと!と
気合が入るのでおすすめです。
SNSなどで勉強の成果を
報告しあったりするのも
やる気が出ると思いますので
おすすめですよ!
勉強時間はどのくらい必要?
ところで一般的な勉強時間についてですが、
基礎的な知識がある人の場合は
合格までに100時間ほど
必要だと言われています。
100時間の場合は、
1日2時間の勉強で50日間なので
1.5か月ほど勉強できれば
良いことになります。
しかし、ITについての知識が全くない場合は、
180時間~200時間ほど
必要だと言われています。
1日2時間の勉強で90日間~100日間なので
3か月ほど必要だということですね。
もちろん、1日にもっと勉強できる場合は
必要な日数もその分変わってくると思います。
勉強前に試験の申し込みをしよう!
私は会社もIT系の企業ではなく、
ITについての知識は
全くと言っていいほど無かったので、
1日2時間程度の勉強で
3か月後の合格を目指すことにしました。
あなたも、まずは自分が
どれくらいの勉強時間が必要か
最初に大体の目安を立ててみてください。
そして、勉強を始める前に、
先に試験の申し込みをしましょう!!
資格を取ろうという目標をたてて、
勉強を始めようとしているときって、
やる気に満ちていますよね。
やる気が出ているうちに
試験の申し込みをすることで
試験日が設定されて、
期間内に勉強しなくちゃ!と
自分を奮い立たせることができます。
また、実際に7500円もの大金を
支払うのですから、
誰もが大金に見合った成果を
得たいと思うはずです。
先延ばしにするクセのある人には
特に効果絶大だと思います
(私もそうでした)。
ぜひ、勉強を始める前に先に
試験の申し込みを済ませてしまいましょう!
独学でも合格できる?
結論から言うと、独学で十分合格できます。
私も参考書とスマホのアプリ、
ネットで公開されている過去問などで
勉強して一発で合格できています。
独学の場合は、参考書をどれか1冊で良いので
購入することを強くおすすめします。
ITパスポートの試験内容は
社会情勢に合わせて最新のIT用語も
どんどん追加・変更されるので、
なるべく最新版の参考書を
購入するようにしてください。
おすすめの参考書(インプットに最適!)
私は2冊の参考書を購入しました。
購入は1冊で良いと
先ほどお伝えしたのですが、
実は1冊目の参考書が
自分にはあまり合わなかったんです・・・
しかも1冊目はネットの口コミの
評価だけで判断して
購入してしまったので、
結構後悔しましたorz
2冊目に購入した参考書のおかげで
合格できたと言っても過言ではありません。
実際にこちらの参考書を購入しました。
1.【令和4年度】いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集[高橋 京介]
購入おすすめ度:: (5 / 5)
高橋京介先生の
「いちばんやさしいITパスポート
絶対合格の教科書+出る順問題集」です。
商品紹介のページ内で
少し中身が見れますので、
ぜひ確認してみてください。
試験内容がこれ1冊で
すべて網羅されていますし、
わかりやすく読みやすい文章に、
ちょっとオシャレなイラスト、
そして高橋先生のお役立ちコラムの
バランスがとても良かったです。
赤シートがついていて、
重要なところが消えるように
なっているのでインプットに最適です。
また、問題集もついているので
アウトプットも出来て最高!の
一言しかありません。
Amazonのベストセラーでしたので、
参考書選びに迷ったら
こちらがおすすめですね。
2.キタミ式イラストIT塾 ITパスポート 令和04年[きたみりゅうじ]
参考までに、私が最初に購入した方の
参考書もご紹介します。
購入おすすめ度:: (3.5 / 5)
きたみりゅうじ先生の
「キタミ式イラストIT塾
ITパスポート」です。
イラストIT塾とあるように、
IT用語や仕組みについて
イラスト付きで細かく説明されています。
IT初心者である私にとって、
IT用語や仕組みについての学習には
良かったのですが、
試験内容に完全に即しているかと言われると
正直う~ん・・・となってしまう内容でした。
具体的には、ストラテジ系分野が
どうしても弱く感じてしまって。
ITパスポートは3分野が
まんべんなく出題されるので、
これ1冊だけでは合格は正直
厳しいかなと思ってしまいます・・・。
あくまでも個人的な感想なので、
参考書を購入する際の
参考にしてくださいね。
スマホのアプリやネットの過去問を利用しよう!(アウトプットも超大事!)
参考書を繰り返し読み込むことで
知識のインプットはバッチリですが、
人間の脳の構造上、
アウトプットも行わないと
記憶になかなか定着しないものです。
そこで、アウトプットとして最適なのは
スマホやタブレットのアプリや
ネットを利用した過去問演習です。
お使いのスマホやタブレットで、
ITパスポートと検索すると
たくさん無料で使えるアプリが
出てくると思います。
なかには有料のものもあると思いますが、
私は無料のもので十分だと思います。
通学・通勤時間などのスキマ時間や
休憩時間を利用して、
アプリで過去問をクイズ感覚で
とくのがおすすめです。
参考書を読んでいる途中でも、
ガンガン過去問演習に
取り組むべきです。
わからない用語は
そのつど参考書やネットで調べた方が、
理解や知識の定着が
深まるはずです。
アプリだけでなく、
ネット上でも過去問を公開して、
解説してくれているサイトが
多くあります。
ちなみに私が実際に利用したのは、
以下の3つです。
・スマホアプリ
「ITパスポート 全問解説 2022
一問一答過去問題集」
ITパスポート 全問解説
Trips LLC無料posted withアプリーチ
・ウェブサイト
「ITパスポート過去問道場」
・ウェブサイト
「「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典」
(わわわIT用語辞典)
上記の過去問アプリ様と
ITパスポート過去問道場様、
わわわIT用語辞典様には
ものすごく助けられました。
特に、わわわIT用語辞典様の
用語解説とピヨピヨ過去問解説は、
イラスト付きで大変分かりやすく
解説してくださっているので、
難しいIT用語が出てきたら
すぐにこちらで調べていました。
スマホ1つで学習できるので、
ちょっとした時間に勉強できるのも
本当に良かったです。
eーラーニングを利用する手も
独学でも十分合格できるとお伝えしましたが、
最近はスマホやタブレットなどで学習できる
e-ラーニングでも勉強できます。
eーラーニングの良いところは、
参考書を持ち歩く必要がなく
スマホ1つで勉強できる点ですね。
また、講義動画を見ることができるので
「紙の情報だけだと頭に入りづらいかも・・・」
という方にも向いています。
車通勤や料理の最中に、
動画の音声だけ流して
ラジオ感覚で勉強するのも非常に効果的です。
通学・通勤時間の隙間時間でも
サクッと勉強できますので
忙しい方には特におすすめできます。
★スタディング★
★オンスク.jp★
月額1078円から、ITパスポートをはじめとした
様々な資格取得の学習ができますよ。
まとめ:ITパスポートはしっかり準備すれば誰でも絶対合格できます
今回は、ITパスポート試験の試験内容や
おすすめの参考書、学習アプリ、
おすすめウェブサイト、
勉強法などをお伝えしました。
ITパスポート試験はIT初心者の方でも、
しっかり対策すれば必ず合格できます。
私のようにITの知識が
全く無い場合、
最初はちょっとの勉強でも
とても時間がかかると思います。
でも、大丈夫です。
IT初心者の私でも
合格できたのだから、
あなたも絶対合格できます。
少しずつ、一歩ずつでも。
毎日1問でも良いから勉強して、
前に進むことがとっても大切です。
あなたの合格を心から応援しています!
この記事が、
あなたの学習の参考になれば幸いです。